成田空港を運営する成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は5月30日、コロナ後に急成長しているインバウンド(訪日)需要に対し、伸び悩んでいる日本人のアウトバウンド(出国)需要について、回復に時間が掛かるとの見方を示した。また、海外旅行への関心が若年層で低下していることを危惧し、卒業旅行などをきっかけとして海外旅行需要を長期的に回復させていく施策の必要性を指摘した。
田村社長は、アウトバウンドの回復について「時間がかかると思う」と述べ、円安や現地の物価高に加えて、海外旅行は国内旅行のように需要喚起につながる国の予算が