アイベックスエアラインズ(IBEX、IBX/FW)は5月13日、保有する旧ボンバルディアCRJ700型機専用の「パッセンジャーステップ車」(タラップ車)を開発し、福岡空港で同日から運用を始めたと発表した。新明工業(愛知・豊田市)とセントレアGSEサービス(愛知・常滑市)の2社と共同開発した専用車で、到着後の旅客がすぐに降機できるようになった。
パッセンジャーステップ車は、搭乗橋のない駐機場(オープンスポット)で搭乗・降機するときに使用するGSE(航空機地上支援車両)を指す。今回導入したものはIBEXが保有するCRJ700専用の車両で、開口部が大きい乗降口(パッセンジャードア)に合わせて開発。機体に備え付けの階段よりも踏面を広くし、乗降しやすく安全面にも配慮した作りとした。また雨を防いで搭乗できるほか、車いす用のリフターも備え、バリアフリー化を実現した。
IBEXによると、一般的なパッセンジャーステップ車とは異なる自走式器材で、空港到着後の素早い装着準備が可能だという。
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IBEXエアラインズ
新明工業
セントレアGSEサービス
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