クリスマスまであと1週間ほどとなった12月16日、日本航空(JAL、9201)のパイロット有志らが、サンタクロースなどに扮して羽田空港国内線第1ターミナル内にあるアンジュ保育園を訪れた。
同園を訪れたのは、JALの777運航乗員部のパイロットや空港係員など12人。飛行機を題材にした紙芝居を披露し、クリスマスの歌を園児と共に歌ったり、紙飛行機を飛ばしたりした。また、同園の窓から見える16番スポットに飛行機が到着すると、パイロットたちと園児が一緒に手を振り、到着機のパイロットも手を振り返していた。
同園は園児の約7割が航空会社の社員など航空関係者の子ども。「飛行機に乗ったことのある子はいるかな?」とパイロットが質問すると、多くの園児が元気よく手を挙げていた。
参加したパイロットを取りまとめた立花宗和機長は、サンタクロース姿で登場。「飛行機に手を振る子どもたちをコックピットから見ていて、遠足かなと思っていたところ、保育園の存在を知った。同僚の中にもお世話になっている人がおり、何かできないかと考えた」と話す。
サンタとしてプレゼントを園児たちに手渡した立花機長は、「パイロットはコックピットにいるため、普段はお客様と直接の接点がない。子どもたちに、パイロットも歌ったり紙芝居をしたりすることもできるんだと知ってもらい、また手を振ってもらえれば」と思いを語った。
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