三菱航空機は12月5日、名古屋で同社とサプライヤー各社の幹部が集まるパートナー・カンファレンスを開催した。同カンファレンスは2008年から毎年12月に開いているもので、今年で6回目。8月に新しい開発スケジュールを発表後、各社の幹部が一堂に会するのは今回が初めて。
カンファレンスには米国企業を中心に30社119人が参加。2015年4-6月期としている初飛行に向けて、地上・飛行試験や量産準備、カスタマーサポートに向けて協議や情報交換を実施した。
MRJにエンジンを供給する米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)のバイス・プレジデント、アンドリュー・タナー氏も参加し、「総合的なプログラム進捗と次の段階への共通理解を得ることができた」とコメントしている。
MRJは飛行試験用初号機の最終組立が10月15日から開始。初飛行は15年4-6月期、初号機の引き渡しは17年4-6月期を予定している。
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三菱航空機
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