日本航空(JAL/JL、9201)が100%出資する中長距離国際線LCC、ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)は、成田空港から米国路線とシンガポール線に搭乗する乗客向けにA5ランクの和牛を1月31日から販売する。JA全農ミートフーズ(東京・港区)、JALカーゴサービス(千葉・成田市)とともにサービスを提供する。米国やアジアからの訪日客に人気の和牛を売り込む。
対象路線は、成田発ロサンゼルス行き、サンフランシスコ行き、サンノゼ行き、ホノルル行きの米国4路線とシンガポール行きの計5路線。搭乗便の出発48時間前までにZIPAIRのウェブサイトで決済し、出発当日にチェックインカウンターで商品を確認後、手荷物として預けてもらう。31日の出発便から始める。
購入できる量や取扱品は路線により異なり、米国路線は1人あたり最大22.6kgまで、シンガポール線は同5.0kgまで。米国路線はリブロースかサーロインのブロック、シンガポール線はステーキ用ロースとしゃぶしゃぶ・すき焼き用ロースを扱う。
価格は米国路線のブロックは1.2kgで3万7700円、3.6kgで10万6800円、シンガポール線のステーキ用ロースとしゃぶしゃぶ・すき焼き用ロースは、いずれも1.0kgで2万5900円、1.5kgで3万8800円。免税品ではないため、価格には消費税が含まれる。
3社共同で事業を展開。ZIPAIRが拠点とする成田空港に隣接する成田市公設地方卸売市場をJALカーゴが活用し、JA全農が全国から和牛を調達する。
関連リンク
日本の和牛を、お土産に(ZIPAIR)
ZIPAIR
JA全農ミートフーズ
JALカーゴサービス
ZIPAIR
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成田市公設地方卸売市場
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