中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社は、愛知県内の高校生が考案した機内食を商品化する企画を、空港島内でケータリング事業を展開する名古屋エアケータリング(NAC)と共同で進めている。商品化した機内食は、2月17日と18日に空港内で開催する航空ファン向けイベントで販売する。今回の取り組みを通じ、空港で働く人々の技術を地元の学生へ還元し、将来的な航空業界への人材育成を目指す。
今回の企画には、私立修文学院高校(愛知・一宮市)の食物調理科に在籍する1年生から3年生の有志31人が参加する。学生は地元食材などを使用したメニュー13案を考案し、このうち4案をNACで実際に調理。彩りや食材のバランスなどが優れている2案を商品化する。
高校生が考案した機内食2案は、2月17日と18日のファンイベント「第8回航空ファンミーティング」の会場で一般販売。また、セントレアのオンラインショップでも取り扱う。
修文学院高との連携は2023年10月に開始。11月にはNACの社員が同校を訪れ、味付けの特徴など、機内食に関する講義を食物調理科3年生31人を対象に展開した。
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