エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2024年1月8日 00:43 JST

羽田C滑走路、再開初便はANAニューヨーク行きNH160便 着陸はJAL那覇発JL922便

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 羽田空港のC滑走路が1月8日午前0時に運用を再開した。再開初便は離陸で全日本空輸(ANA/NH)のニューヨーク行きNH160便(ボーイング777-300ER型機、登録記号JA797A)が午前0時2分ごろ離陸。着陸は日本航空(JAL/JL、9201)の那覇発JL922便(767-300ER、JA658J)が初便となった。

羽田C滑走路再開初便となったANAのニューヨーク行きNH160便(Flightradar24から)

 NH160便は、定刻から35分遅れの7日午後11時30分に109番スポットから出発。8日午前0時の運用再開を待ってC滑走路へ進入し、離陸した。その後はターキッシュエアラインズ(旧称トルコ航空、THY/TK)のイスタンブール行きTK199便(777-300ER、TC-LJK)が海外の航空会社では最初の離陸となった。航空機の位置情報を提供するウェブサイト「フライトレーダー24(Flightradar24)」によると、NH160便はリアルタイム追跡者数が世界最多となり、離陸の瞬間を6200人以上が見守った。

 再開後C滑走路最初の着陸となったJALのJL922便は、使用機到着遅れで那覇を定刻より1時間15分遅れとなる7日午後10時10分に22番スポットから出発。8日午前0時15分(定刻7日午後11時5分)に羽田へ到着した。

羽田C滑走路再開初便となったANAのニューヨーク行きNH160便(Flightradar24から)

 また、札幌(新千歳)から最初の到着便は、スカイマーク(SKY/BC、9204)のBC730便(737-800、JA73NN)。羽田混雑による使用機到着遅れで札幌を定刻より1時間17分遅れの7日午後10時17分に出発し、8日午前0時17分(定刻7日午後10時40分)に羽田に到着した。

 国土交通省航空局(JCAB)によると、C滑走路の処理容量は北風と南風両運用ともに事故前の水準に回復するものの、南風時は事故によりPAPI(進入角指示灯)が損傷したため、都心上空を飛行するルートで運用。通常は南風運用の悪天候時に午後3時から午後7時まで使用するルートを使う。PAPIは1カ月以内には復旧できる見通し。

羽田C滑走路再開初便(定刻/実績)
離陸
NH160 羽田(7日22:55/7日23:30)→ニューヨークJFK(7日21:35/7日22:02予定)

着陸
JL922 那覇(7日20:55/7日22:10)→羽田(7日23:05/8日00:15)

関連リンク
国土交通省
羽田空港
全日本空輸
日本航空
Flightradar24

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