羽田空港、滑走路3本再開　2日の国際線15便が目的地変更

　羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルデング（9706）によると、滑走路閉鎖の影響で1月2日の国際線は午後6時以降、到着便のうち15便が目的地変更となり、2便が欠航となった。3日に到着予定だった4便も欠航する。出発便は2日午後6時以降は12便、3日は4便の欠航が決まった。滑走路の運用は、2日午後9時30分に再開された。4本ある滑走路のうち、事故が起きたC滑走路を除く3本を使用する。

滑走路閉鎖で2日は国際線も目的地変更や欠航が発生した羽田空港（資料写真）＝22年11月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

—記事の概要—
・2日の国際線
・3日の国際線

2日の国際線

　2日の国際線到着便で、目的地変更になったのは、アメリカン航空（AAL/AA）のダラス・フォートワース発AA175便、大韓航空（KAL/KE）のソウル（金浦）発KE2103便、エールフランス航空（AFR/AF）のパリ発AF274便、日本航空（JAL/JL、9201）の台北（松山）発JL98便、ハワイアン航空（HAL/HA）のホノルル発HA457便、JALの広州発JL88便、中国南方航空（CSN/CZ）の広州発CZ3085便、ターキッシュエアラインズ（旧称トルコ航空、THY/TK）のイスタンブール発TK198便、カンタス航空（QFA/QF）のシドニー発QF59便、JALのホノルル発JL71便、エバー航空（EVA/BR）の台北（松山）発BR190便、JALの香港発JL26便、北京（首都）発JL22便、キャセイパシフィック航空（CPA/CX）のCX542便、ハワイアン航空のHA855便。

　変更先は、成田へはAA175便、AF274便、HA457便、TK198便、QF59便、JL71便の6便、中部へはKE2103便、関西空港へはJL98便、JL88便、BR190便、HA855便の4便が向かい、出発地の香港へ引き返しがJL26便とCX542便の2便。広州発CZ3085便は午後10時の時点で航空会社のウェブサイトなどで変更先を確認できなかったが、航空機の位置情報を提供するウェブサイト「フライトレーダー24（Flightradar24）」によると引き返したとみられる。

3日の国際線

　2日午後10時8分の時点で、3日到着予定だった国際線のうち、欠航はルフトハンザ ドイツ航空（DLH/LH）のミュンヘン発LH714便（午前9時5分着）、JALのソウル（金浦）発JL90便（午前9時50分着）と台北（松山）発JL96便（午後1時20分着）、ハワイアン航空のホノルル発HA855便（午後10時着）の計4便となる。

＊3日はANAとJALで99便欠航。記事はこちら。
＊羽田事故の続報はこちら。

関連リンク
羽田空港

3日の影響
・ANAとJAL、3日は欠航99便　1.8万人影響（24年1月3日）

羽田事故
・羽田JL516便、乗客1人打撲　3カ所から379人全員脱出、原因調査中（24年1月3日）
・JAL A350が羽田で炎上　札幌発JL516便、乗客乗員は全員脱出（24年1月2日）

2日の影響
・JAL、2日は影響2万人超、羽田事故で欠航119便（24年1月2日）
・ANA、羽田国際線の運航再開　滑走路再開で（24年1月2日）

【お知らせ】
滑走路再開の情報を追記したことから見出しを変更しました。（24年1月2日 22:21 JST）