ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は1月1日、一部のパイロットと客室乗務員が実施しているストライキが全面的に中止になったと発表した。きょう1日午後に石川県能登地方で震度7の揺れを観測する地震が発生後、ストを実施している労働組合から「ストライキを全面的に中止する」と連絡があったという。組合側は7日までストを計画していた。
ストを実施していたのは、同社のパイロットと客室乗務員のうち、一部が所属する労働組合「ジェットスター・クルー・アソシエーション(JCA、木本薫子執行委員長)」の組合員。昨年8月以降、一部の未払い残業代の支払いについて会社と組合が交渉を進めてきたが時間外労働の算出方法や、組合が提供を要求している会議室の広さなどで合意に至らず、12月22日から1月7日までの予定でストを実施していた。
12月22日と23日は欠航が発生しなかったが、パイロットのストや病欠により24日から26日までの3日間で計6便が欠航。28日に始まった年末年始期間では、28日は欠航が発生しなかったものの、29日に国内線15便が欠航し約2600人に影響、30日は8便が欠航して約1400人に影響、31日は13便が欠航し約2300人に影響、きょう1日は10便が欠航し約1700人に影響が出た。28日以降、ストが直接の原因となる累計欠航便数は国内線46便、影響者数は約8000人にのぼった。
*2日はスト余波で成田-札幌2便欠航。記事はこちら。
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