英国の航空宇宙防衛大手BAEシステムズは、英独伊西の欧州4カ国が共同開発した戦闘機「ユーロファイター・タイフーン」のGPS能力強化テクノロジーとして、同社のDIGAR(デジタルGPSアンチジャム レシーバー)が選ばれたとこのほど発表した。
DIGARは、GPS信号ジャミング、スプーフィング、無線周波数(RF)干渉からの航空機の保護を強化し、パイロットは最も競合の激しいRF環境下でも任務を遂行できるようになるという。高度なアンテナ エレクトロニクス、高性能信号処理、デジタル ビームフォーミングでGPS信号の受信能力を大幅に高め、妨害電波耐性を実現。GPS妨害防御のレベルを100万倍に高められる。
ユーロファイターには、BAEの新しい航空デジタルGPS受信機「GEMVII-6」も実装。GEMVII-6とDIGARのアンテナ エレクトロニクス ユニットの組み合わせにより、高性能なデジタル ビームフォーミング アンチジャミングが可能になる。
DIGARは、ユーロファイター以外にもF-16とF-15、防空・防衛プラットフォーム、諜報・監視・偵察(ISR)航空機、無人航空機など、米国の特殊用途航空機にも搭載されている。
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Eurofighter Typhoon
BAE Systems
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