エアバスは現地時間11月20日、第13回ドバイ航空ショーで計160機、カタログ価格で総額440億ドル(約4兆4000億円)の受注を獲得したと発表した。このうち確定受注が142機で404億ドル、覚書(MoU)による受注が18機で36億ドルとなった。
確定受注142機の内訳は、A380が50機、A350-1000が10機、A350-900が40機、A321neoが26機、A320neoが10機、A330-200Fが6機で、A380とA350 XWBの受注が好調だった。
受注額ではエミレーツ航空(UAE)による発注が最大。同社はA380を追加で50機発注した。また、受注機数ではエティハド航空(ETD)が最大数を発注し、計87機(A350-1000が10機、A350-900が40機、A321が26機、A320neoが10機、A330-200Fが1機)を発注した。
貨物機のA330-200Fは、カタール航空(QTR)から5機(オプション8機)とETDから1機の計14機、カタログ価格で総額30億ドルを受注。アルジェリア航空(DAH)からA330-200旅客機を3機、6億4800万ドルの受注を獲得した。
トリポリを拠点とするリビアン・ウイングス(LWA)は、今回の航空ショーで運航開始を発表。機材増強のためA350-900を3機、A320neoを4機発注する覚書を交わした。
エアバスでは、航空輸送量の増加により、航空会社はより大きなサイズの航空機を選定したり、発注済みの機体をより大きいサイズへ変更するなど、航空機の平均サイズは大型化する傾向にあるとしている。