福岡空港にコスタコーヒー　国際線12/1開業、九州初

　福岡空港の国際線ターミナルに欧州で店舗数首位のカフェブランド「コスタコーヒー」が12月1日にオープンする。全国4番目の出店で、九州初の店舗となる。

福岡空港国際線ターミナルにオープンするコスタコーヒー（SRCの発表資料から）

　店名は福岡空港国際線旅客ターミナル店で、面積は21.69坪、席数は24席と立ち席テーブル。国際線ターミナル3階で、営業時間は午前7時から午後8時30分までで年中無休。初日は午前8時30分にオープンする。

　出店するのはロイヤルホールディングス（8179）と双日（2768）の合弁事業会社である双日ロイヤルカフェ（SRC、渋谷区）。今年8月に1号店を渋谷にオープンした。運営はロイヤルHD傘下で空港ターミナルビルなどの運営を手掛けるロイヤルコントラクトサービスが担う。

　SRCによると、コスタコーヒーは1971年にイタリア出身のコスタ兄弟がロンドンで創業。現在は45カ国に展開し、英国とアイルランドに2800店舗以上、その他の世界各国に1100店舗以上となっている。

　福岡空港の国際線は現在22路線で、直近の旅客数はコロナ前とほぼ同水準まで回復。外国人旅客の内訳は、韓国と台湾、香港、中国が約9割を占めている。年間1600万人の国際線旅客を受け入れられるよう、現在はターミナルの容量拡大や空港サービスの質向上を目指して増改築工事を進めている。

　ターミナルの増築部分は、建設中の第2滑走路が供用開始となる2025年3月末の開業を、既存施設の改修部分は同年11月の完成を目指す。

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