ベトナム航空、鹿児島県・HISと連携協定　定期便就航目指す

　ベトナム航空（HVN/VN）と鹿児島県、エイチ・アイ・エス（HIS、9603）の3者は11月21日、連携協定を締結した。相互で連携し、両地域間の観光需要を拡大し消費拡大を図るほか、将来的な定期便就航を目指す。

鹿児島県とエイチ・アイ・エスと連携協定を締結したベトナム航空＝PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

　今回の連携協定では、ベトナム－鹿児島間でチャーター便を運航後に、一定の期間内に連続して運航する「プログラムチャーター」へ移行。その後、定期便の就航につなげる。また3者で共同プロモーションを展開するほか、鹿児島のブランド力向上も図る。

　チャーターは2024年3月に、ハノイ－鹿児島間で運航。エイチ・アイ・エスはチャーター便を活用した鹿児島発の5日間のツアーを販売する。また、ハノイ側からは6日間のツアーを設定する。

　ベトナム航空は両国間の渡航需要の高まりにより、日本各地へのチャーター便を強化。11月16日と20日には北東部のヴァンドンと札幌（新千歳）を結ぶチャーター便を運航した。

　同社の日本定期路線は11路線で、現在はハノイから成田、羽田、中部、関西、福岡の5路線、ホーチミンは成田、関西、名古屋、福岡の4路線の計10路線を運航している。残りのダナン－関西線は年末年始に臨時便を設定するほか、2024年2月に定期運航の再開を予定する。実現すればコロナ前に就航していた全路線が再開することとなる。

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