ジェットスター・ジャパン(JJP)は11月19日、副操縦士の機長昇格訓練を自社で開始したと発表した。2014年2月以降には、初の自社養成の機長が誕生する見通し。
JJPでは、これまで機長昇格の訓練制度がなく、副操縦士としての経験を積ませることを重視していた。同社が国土交通省に提示していた訓練内容が承認されたことを受け、10月27日から3人の副操縦士を対象に開始した。
昇格訓練の受験機会は、JJPの副操縦士として一定期間の乗務を経て、定期訓練と審査の成績などを基に与えられる。第1陣となる3人は、フルフライト・シミュレーター(FFS)や訓練プログラムを提供するカナダCAE社の韓国の訓練センターで訓練を受けている。
期間は4カ月で、座学やシミュレーター訓練、路線訓練など、昇格に必要な訓練を実施。期間中は乗務せず、訓練に集中する。
また、従来はマレーシアで実施していた機長や副操縦士の定期訓練も、韓国に移すことで渡航時間や費用を削減する。
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ジェットスター・ジャパン