エンブラエルは現地時間11月10日、EASA(欧州航空安全庁)からロンドン・シティ空港へのスティープ・アプローチ(急角度進入)の認証を取得したと発表した。これにより、滑走路が短い同空港で乗り入れる最大の航空機になった。
E195-E2は、次世代リージョナルジェット機「E2」シリーズのうち最大の機体サイズで、メーカー標準座席数は1クラス146席、2クラス120席。E195と比較し、3列増やした。航続距離は4537.4キロ(2450海里)で、833.4キロ(450海里)増加させた。また、エンブラエルの旅客機の中でも最大の大きさとなる。
シティの滑走路長は1508メートルで、降下角は最大5.5度。E2シリーズのうち、最初に開発されたE190-E2(1クラス106-114席)は、2021年6月に認証を取得し、同年9月から乗り入れている。E195-E2は、エンブラエルが運航する飛行試験機が2022年7月に初めて着陸した。KLMオランダ航空(KLM/KL)の子会社KLMシティホッパー(KLC/WA)が同空港への乗り入れを計画している。
関連リンク
Embraer
London City Airport
22年7月に初めて着陸
・E195-E2、ロンドン・シティ空港に初着陸 年末に就航承認見通し(22年7月24日)
KLM
・KLMシティホッパー、E195-E2初受領(21年2月24日)
E2シリーズのセールスポイント
・CAにやさしい手荷物収納棚やシート 特集・エンブラエルE195-E2の機内(20年2月25日)
写真特集・エンブラエルE195-E2 日本初公開
・リージョナル機でも全席通路アクセス(19年7月17日)