日本航空(JAL/JL、9201)は10月30日、年内に就航を予定している長距離国際線機材エアバスA350-1000型機の機内を特設ページで公開した。4クラスある座席のほか、ギャレー(厨房設備)やラバトリー(化粧室)の設備も360度パノラマ画像で紹介している。
JALのA350-1000は19年ぶりに刷新する国際線のフラッグシップで、2004年7月1日に就航したボーイング777-300ER型機の後継機として導入する。初号機(試験登録記号F-WZFM、日本登録記号JA01WJ)は今月10日に仏トゥールーズでロールアウトし、23日に初飛行した。
座席数は4クラス239席で、ファーストクラスが6席、ビジネスクラスが54席、プレミアムエコノミーが24席、エコノミーが155席。777-300ER(4クラス244席:ファースト8席、ビジネス49席、プレミアムエコノミー40席、エコノミー147席)と比べ5席減少し、ファーストが2席減、プレエコが16席減となる一方、ビジネスは5席、エコノミーは8席増える。ファーストとビジネスには、JAL初となる個室タイプのシートを導入する。
ファーストクラスの座席上には収納棚を設けず、開放感のある空間を実現。特設ページで紹介するパノラマ画像でも確認できる。
JALは777の後継として、標準型のA350-900を18機、長胴型のA350-1000を13機の計31機を確定発注し、オプション(仮発注)で25機購入できる契約を締結。国内線機材のA350-900は2019年9月1日に就航し、16号機(JA16XJ)まで受領している。
17機目は初のA350-1000で、2023年度は2機導入する見込み。JALは2025年度末までに9機を導入後、2028年度ごろまでに残り4機を受領する見通しで、現行の777-300ERを順次退役させる。
関連リンク
機内空間を体験(360度パノラマビュー)(JAL)
日本航空
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