福岡空港を運営する福岡国際空港会社(FIAC)は10月23日、国内線旅客ターミナルビル前の道路の南側に「国内線南乗降場」を新設し、12月1日に供用を開始すると発表した。既存の降車場を乗降場に転用した施設で、短時間の乗降車を想定。入場から10分間は無料で利用できる。
新たに整備する国内線南乗降場は収容台数が27台で、普通自動車のみ利用できる。24時間営業で、入場から10分間は無料。10分超から20分までは500円、20分経過以降は10分ごとに250円を加算する。最大料金は設定せず、各種割引も適用しない。精算は出口で現金のみに対応し、クレジットやターミナル内の事前精算は利用できない。
福岡空港国内線ビル前には現在、降車のみに使える降車場が南北2カ所にある。このうち南側降車場を乗り降り可能な乗降場に転用し、交通機能を確保する。北側は引き続き降車専用の運用とし、北側で出迎えは駐車場の利用を呼びかけている。
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