日本航空(JAL/JL、9201)は10月19日、年内に就航を予定している長距離国際線機材エアバスA350-1000型機の初号機(登録記号F-WZFM、日本登録時はJA01WJ)が仏トゥールーズでロールアウトした様子を写真で公開した。
A350-1000は、現行のボーイング777-300ER型機の後継となる国際線のフラッグシップ。羽田-ニューヨーク線が最初の投入路線で、19年ぶりに国際線の“顔”となる長距離路線の機材を刷新する。
座席数は4クラス239席で、ファーストクラスが6席、ビジネスクラスが54席、プレミアムエコノミーが24席、エコノミーが155席。現行の777-300ER(4クラス244席:ファースト8席、ビジネス49席、プレミアムエコノミー40席、エコノミー147席)と比較すると5席減少する。内訳はファーストが2席、プレエコが16席、それぞれ減少し、ビジネスは5席、エコノミーは8席増える。
当初の就航予定は11月下旬だったが、サプライチェーンの乱れに伴う部品の納入遅れなどにより延期。年内に就航する見通し。
JALは777の後継として、A350-900を18機、A350-1000を13機の計31機を確定発注し、オプション(仮発注)は25機。国内線機材のA350-900は2019年9月1日に就航し、16号機(登録記号JA16XJ)まで受領している。
16号機まではすべてA350-900だったが、17機目はA350-1000の初号機となる。
*写真は7枚。
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