日本航空(JAL/JL、9201)は10月11日、自社養成パイロットと業務企画職のインターンシップの募集を始めた。業務体験などを通じて航空業界への理解を深めてもらう。
業務企画職のインターンシップは、4年制大学または大学院、高専専攻科の在籍者が対象。「総合体験プログラム」と「エアラインエンジニアプログラム」を用意し、総合体験プログラムの対象は業務企画職のコーポレートコース、オペレーションコース、ビジネス・マーケティングコース、数理・ITコースで、エアラインエンジニアプログラムはエアラインエンジニアコースが該当コースとなる。
総合体験プログラムは、グループワークや社員との交流を中心とした2日間の企業研究編と、実際の職場での業務体験などを含めた3日間の実践編で構成。企業研究編は12月、実践編は2024年2月に実施を予定している。参加人数は250人程度となる見込みで、対面で実施する。
エアラインエンジニアプログラムは、4日間の実践編を1月から2月に開催。企業研究編は、冬のインターンシップから参加する人向けに半日程度用意する。参加人数は120人程度を予定しており、対面で実施する。
運航乗務職(自社養成パイロット)のインターンシップも、4年制大学または大学院、高専専攻科の在籍者が対象。12月から1月の期間中、オンラインで2日間開催する。
エントリーはJALのインターンシップページから。締切は業務企画職の総合体験プログラムが11月3日、エアラインエンジニアプログラム実践編が21日、自社養成パイロットが12日となる。
客室乗務員志望者向けのイベントは、10月下旬に改めて発表するという。
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日本航空
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