JAL系スプリング・ジャパン、公式キャラ名「飛翠」に

　日本航空（JAL/JL、9201）傘下のLCC（低コスト航空会社）スプリング・ジャパン（旧春秋航空日本、SJO/IJ）は10月10日、公募していた公式キャラクター名を「飛翠（ひすい）」に決定したと発表した。同社によると日本の航空会社では初となる人型キャラクターで、今後はウェブサイトやSNSを通じ、日本・中国の就航地の魅力を発信していく。

名前が決定したスプリング・ジャパンの公式キャラクター「飛翠」（同社サイトから）

　公式キャラ「飛翠」は、髪や目の色はコーポレートカラーの緑を取り入れており、緑色の宝石「ヒスイ（翡翠）」にちなんで命名した。ヒスイは日本の国石に選定されており、中国では貴石として珍重されていることからキャラ名に採用。日中両国をつなぐ航空会社であることと、公式キャラが利用客とともに飛躍する願いを込めて、「飛」の文字を使った。

　今後は同社ウェブサイトのほか、FacebookやX（旧Twitter）などのSNSを活用し、日中のグルメや観光地・イベント情報を発信するアンバサダーとして活動する。第1弾として、就航地の広島のグルメを紹介するコンテンツを公開した。

　キャラクターのデザインは社員が作成し、社内キャンペーンを経てビジュアルを完成。出身は日本で身長168センチ、性格はアクティブで積極的、好きなものは飛行機と旅行、ダンス、食べること、中国語や中国文化を勉強することにはまっているという。キャラ名の公募は8月1日から9月10日まで実施し、300件以上の応募があった。

　スプリング・ジャパンは、中国最大のLCCである春秋航空（CQH/9C）の子会社として発足し、2014年8月1日に就航。JALは約5％の出資にとどめていたが、議決権ベースで66.7％に高めて過半数を取得し、2021年6月29日に連結子会社化した。これにより、春秋航空の出資比率は33.3％となった。

スプリング・ジャパンの公式キャラクター「飛翠」の全身像（同社サイトから）

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スプリング・ジャパン

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