エア・ドゥ、羽田路線値上げ　14年2月分から

　エア・ドゥ（ADO）は11月14日、羽田発着路線の普通運賃を2014年2月搭乗分から値上げすると発表した。札幌－羽田線など6路線で、平均8.6％から9.0％の値上げとなる。08年4月搭乗分の引き上げ以来、普通運賃の値上げは5年10カ月ぶり。

羽田路線を値上げするエア・ドゥ＝12年10月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　燃油高と為替が円安に振れたことによる急激な費用増加を、コスト削減などの経営努力では吸収しきれなくなったという。札幌－羽田線の場合、値上げ前1月（通常期）の普通運賃は2万5900円だが、2月は2万8200円と2300円上がる。ADOの羽田路線は札幌線のほか、旭川線と函館線、女満別線、帯広線、釧路線がある。

　札幌発着の仙台線など地方7路線についても、月内に値上げを発表する予定。ADOによると路線の運休などは行わず、運賃の値上げで費用増加に対応するという。

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