奄美宇検村とJALら、環境保全や地域振興で連携

　鹿児島県奄美大島の宇検村と上智大学などを運営する学校法人上智学院、伊藤忠商事（8001）、日本航空（JAL/JL、9201）の4者は、宇検村での環境保全と地域振興に取り組む事を目的に連携協定を締結した。

上智大とJALが開催した環境と観光の共存をテーマにしたシンポジウム＝23年3月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　4者はこれまで宇検村で環境保全と地域振興に取り組んできたことから、協定を9月17日付で締結。村が目指すゼロカーボンシティや生物多様性の保全・回復を推進し、自然と人が共生する関係の構築や、新たな人流を創出して地域活性化につなげる。

　宇検村は、地元の小学生によるマングローブ植林活動を2014年から実施。子どもたちのふるさとの自然への誇りを育む取り組みで、伊藤忠は2021年から活動を支援している。上智大学とJALは、村で環境保全と観光促進の両立で地域活性化を図るモデル構築を行い、今年3月27日には東京・四谷の上智大で環境と観光の共存を考えるシンポジウムを開き、活動報告も行った。

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