エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2023年9月9日 00:15 JST

ハワイアン航空機、羽田へ引き返し緊急着陸 乱気流で4人けが

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 9月8日午後10時8分すぎ、ハワイアン航空(HAL/HA)の羽田発ホノルル行きHA864便(エアバスA330-200型機、登録記号N370HA)が羽田空港へ引き返し、緊急着陸した。国土交通省航空局(JCAB)によると、乗客251人と乗員13人の計264人が乗っており、乱気流で4人がけがをしたもようだ。

ハワイアン航空のA330-200(資料写真)=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)によると、HA864便は羽田第3ターミナル(旧称国際線ターミナル)の145番スポットを、8日午後8時11分(定刻同15分)に出発。C滑走路(RWY34R)から午後8時30分すぎに離陸し、千葉県船橋市、筑波山近隣の茨城県桜川市、霞ヶ浦、千葉県匝瑳(そうさ)市の野手浜海岸の上空から午後8時48分ごろに太平洋へ出たが、同50分ごろに緊急着陸を要請した。

 航空機の位置情報を提供するウェブサイト「フライトレーダー24(Flightradar24)」によると、その後は午後9時ごろから40分ほど太平洋上を旋回。着陸に支障がない重量になるまで燃料を減らした後、羽田のC滑走路(RWY34R)へ午後10時8分すぎに着陸し、114番スポットへ入った。

 引き返しはエンジンに不具合が生じたためとみられ、JCABが詳しい原因を調べている。

 ハワイアン航空のウェブサイトによると、HA864便は9日深夜に再出発し、現地時間8日午後1時34分(日本時間9日午前8時34分)ごろにホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港(旧称ホノルル国際空港)へ到着する見通し。Flightradar24によると、再出発した便も同じ機材で、羽田のD滑走路(RWY05)を日本時間9日午前1時20分ごろ離陸した。

9月8日の羽田発ホノルル行きHA864便の航跡(Flightradar24から)

関連リンク
ハワイアン航空

ハワイアン航空、羽田-コナ10/29再開 段階的に週3往復へ、コロナ前便数に(23年9月8日)
ハワイアン航空の787-9、24年4月就航 サンフランシスコへ個室空間ビジネス(23年9月7日)
ハワイアン航空、日本路線の機内食刷新(23年9月4日)
ハワイアン航空、機内インターネット無料提供へ A330・787などにスターリンク(22年5月18日)

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post