日本航空(JAL/JL、9201)グループで、札幌の丘珠空港を拠点とする北海道エアシステム(HAC、NTH/JL)は8月22日、新路線となる札幌(丘珠)-根室中標津線の運航スケジュールを発表した。根室中標津空港はJALグループの国内線では12年ぶりの新規就航地で、冬ダイヤ初日の10月29日から1日2往復運航する。
午前便の運航スケジュールは、根室中標津行きJL2733便が丘珠を午前9時55分に出発し、午前10時45分着。丘珠行きJL2732便は午前11時15分に出発して、午後0時10分に到着する。午後便は、根室中標津行きJL2739便が丘珠を午後3時20分に出発し、午後4時10分に着く。丘珠行きJL2738便は午後4時40分に出発して、午後5時35分に到着する。
仏ATR製ATR42-600型機(1クラス48席)の4号機が10月25日に就航することから、新路線を開設できるようになった。4号機は9月下旬に受領する見通し。
JALグループは現在中標津への定期便を運航しておらず、国内線の新規就航空港は12年前の2011年10月に就航した利尻空港以来。また、HACは北方領土近くの上空から元島民が慰霊する中標津へのチャーター便を2020年10月に運航している。
運航スケジュール(23年10月29日就航)
札幌(丘珠)→根室中標津
JL2733 丘珠(09:55)→根室中標津(10:45)
JL2739 丘珠(15:20)→根室中標津(16:10)
根室中標津→札幌(丘珠)
JL2732 根室中標津(11:15)→丘珠(12:10)
JL2738 根室中標津(16:40)→丘珠(17:35)
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写真特集・HAC ATR42-600初号機丘珠到着
前編 22年ぶり新機材
後編 サケや利尻昆布で北海道を表現