日本航空(JAL/JL、9201)は8月2日、羽田と伊丹各空港を発着する空港バスのデジタル乗車券の販売を開始した。空港から目的地までの交通機関の連携を強め、利便性を高めた。
連携するバス会社は、羽田が京浜急行バス、伊丹が阪急観光バス。JALが自社サイトで提供している経路検索サービス「JAL MaaS(JALマース)」で、事前に購入したデジタル乗車券を乗務員に提示するとバスに乗車できる。
販売区間は、羽田は横浜駅(YCAT)との往復と、赤レンガ倉庫・みなとみらい地区・ 山下公園から羽田への片道。伊丹は大阪市内(梅田・上本町・難波・あべの橋・天王寺)との往復路線になる。伊丹はスマホ回数券(6回券、11回券)や2回分乗車券も販売し、本人以外に家族やグループでも利用できる。
デジタル乗車券の購入は、JAL MaaSで対象路線の経路検索上に表示されるチケット購入の遷移先サイトで、画面表示に従い購入する。
JALマイルも付与し、2024年3月31日までのJAL MaaS経由での購入が対象。羽田路線はデジタル乗車券の利用で20マイル、伊丹はスマホ回数券の購入で11回券80マイル、6回券40マイル、2回分乗車券10マイルを付与する。
「MaaS(マース:Mobility as a Service)」は、航空や鉄道、バス、タクシーなどマイカー以外の異なる交通手段を、一つの移動手段として捉える概念。JAL MaaSは、国内空港を発着地とした地上交通機関による経路検索や予約などが行えるサービスで、2022年2月17日にスタートした。
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