中部空港(セントレア)を運営する中部国際空港会社は7月27日、空港内で無料利用できる公衆無線LAN「セントレア Free Wi-Fi」をリニューアルしたと発表した。従来の利用制限を緩和して通信速度が大幅に向上し、つながりにくかった搭乗口付近などの通信環境を改善したという。
利用可能エリアは、第1と第2両ターミナル、アクセスプラザ、複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS(フライト・オブ・ドリームズ)」。SSIDはFreeWiFi-centrair、運営は空港会社で、リニューアルにより、ビデオ会議や大容量のデータ転送などもスムーズに利用でき、SNSの更新をはじめ、映画や音楽のストリーミング、ゲームアプリなどがストレスなく楽しめるという。
これまでは搭乗口のほか、保安検査場周辺や出入国エリアでつながりにくくなることがあったが、これらの場所でも接続が途切れないようにし、訪日客が空港到着後すぐに観光案内を調べたり、翻訳アプリなどをダウンロードしやすくした。また、接続時に再認証が必要になる時間制限を従来の1時間から24時間に延長した。
関連リンク
中部国際空港 セントレア
・中部空港、旅客数60万人超え続く 国際線8倍超19万人=6月実績(23年7月27日)
・中部LCCターミナル、国際線到着5/8再開 連絡バス実証運行も開始(23年4月28日)
・中部空港FLIGHT OF DREAMS、「気軽さ」軸に刷新 地元客強化、家族連れでにぎわう(21年12月23日)