羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)は、さまざまな羽田空港の課題を解決する新たな取り組みとして、オープンイノベーションによる研究開発拠点「terminal.0 HANEDA(ターミナル・ゼロ・ハネダ)」を、2024年1月に開設する。異業種連携による課題解決を進めるもので、参画企業や団体を8月18日まで募集している。
terminal.0 HANEDAは、第3ターミナル(旧称国際線ターミナル)近くにある複合施設「HANEDA INNOVATION CITY(羽田イノベーションシティ、HICity)」に開設。羽田の既存機能向上として、保安検査場のストレス軽減、先端ロボットの活用などに取り組むとともに、空飛ぶクルマの利活用や、日本の宇宙産業などがより進展し、移動の概念が変化した時代のターミナル機能の可能性などの研究開発を同拠点で進める。
今回の取り組みでは、「人のこころを動かすために、空港が出来ることのすべて。」をテーマに掲げた。応募方法は、応募フォームに必定事項を記入後、会社概要のPDFと企画書(様式不問)を電子メールで事務局に提出する。また、取り組みの趣旨などをまとめた動画を公式YouTubeチャンネルで公開している。
参画企業・団体の決定は9月中旬以降を予定しており、個別に連絡するという。
関連リンク
terminal.0 HANEDA 募集受付フォーム
「terminal.0 HANEDA」参画企業募集説明会(YouTube)
日本空港ビルデング
・日本空港ビル、設立70周年でロゴ刷新 羽田の「H」直線と曲線で表現(23年7月20日)
・羽田空港の秘蔵写真や史料展示 空ビルが70周年記念展(23年5月1日)
・羽田空港、生ビールを夕暮れの展望デッキで サントリーが夏の週末限定(23年7月5日)
・海外旅行で忘れ物は大丈夫? 羽田空港、搭乗案内アプリが国際線対応(23年4月20日)