エアバスは、カンタス航空(QFA/QF)グループがA220-300型機9機を追加発注したと6月19日から開催中のパリ航空ショーで発表した。2022年5月に発表されたA350-1000とA321XLRの発注を含む大規模な機材更新プログラムの一環で、カンタスは今年2月に追加発注の意向を表明していた。
カンタスはA220の初号機を年末に受領予定で、豪州国内線に投入する見通し。カンタスは2022年5月22日にA220-300を20機発注済みで、確定発注は29機となった。この時にA350-1000を12機、A321XLRを20機発注しており、豪州の航空業界による発注では過去最大規模になった。
A220-300の座席数は2クラス137席(ビジネス10席、エコノミー127席)で、航続距離は約6000キロ以上。カンタスによると、豪州のどの都市間にも投入できるという。
A321XLRとA220-300により、退役するボーイング737型機と717(旧マクドネル・ダグラスMD-95)を置き換える。
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