デルタ航空(DAL/DL)の完全子会社デルタ・フライト・プロダクツ(DFP)は、電動車いすを使う乗客が車いすに座ったまま旅行できる世界初の航空機シートを開発し、独ハンブルクで6月に開かれた「エアクラフト・インテリア・エキスポ2023」(AIX2023)に試作品を出展した。
DFPが開発したシートは特許を取得済みで、車いすに座ったままヘッドレストやセンターコンソールのテーブル、カクテルテーブルが使える。英国を拠点とするコンソーシアム「Air4All」と共同開発したという。
インテリア・エキスポに出展後は、シートの最終設計と検証を実施し、試験や認証取得に向けた作業を始める見込み。
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