単行本『幻の国産旅客機 SpaceJetマニアックス』(著者:青木謙知、出版社:秀和システム)が6月2日発売。
「SpaceJetは、YS-11から数えて約半世紀ぶりの国産旅客機として内外から高い関心を集めました。しかし、繰り返された開発日程の見直しやコロナ禍の影響などにより、やむなく開発中止へと至ります。本書は、幻の国産旅客機SpaceJetの機体各部の特徴から諸元表、設計、製造、組立、塗装、試験の全記録と、なぜ開発中止に至ったのかなどを豊富な写真や図版を添えてまとめたマニア向けの図鑑です。疲労強度試験機の写真など貴重な資料が満載です!」
Gallery 消えた国産旅客機
Section Ⅰ YS-11の終焉とその後の旅客機計画
Ⅰ-1 戦後初の国産旅客機YS-11
Ⅰ-2 国産旅客機YS-33計画と新輸送機(C-X)開発計画
Ⅰ-3 次期輸送機(YX)開発計画とY-XX_7J7
Column YS-11事故リスト
Section Ⅱ 国産ジェット旅客機計画からMRJまでの道のり
Ⅱ-1 戦前の三菱旅客機
Ⅱ-2 ジェット機の製造
Ⅱ-3 ビジネス機への挑戦
Ⅱ-4 MRJに至る道
Section Ⅲ MRJの開発
Ⅲ-1 MRJの基本設計
Ⅲ-2 MRJの試験機
Ⅲ-3 飛行試験の概要
Ⅲ-4 試験施設
Section Ⅳ テクニカルガイダンス
Ⅳ-1 飛行操縦システムとコクピット
Ⅳ-2 GTFエンジン
Ⅳ-3 客室と貨物室
Ⅳ-4 その他の装備品
Ⅳ-5 MRJの諸元
Ⅳ-6 SpaceJetとは
Section Ⅴ 作業の遅れと立ちはだかった壁
Ⅴ-1 開発作業の遅れ
Ⅴ-2 立ちはだかった難題
Column MRJの受注実績
Section Ⅵ MRJ/SpaceJetのライバル機種
Ⅵ-1 ライバルとは
Ⅵ-2 ボンバルディアCRJ-700/-900/-1000
Ⅵ-3 エンブラエルEジェット
Ⅵ-4 エンブラエルE2ジェット
Ⅵ-5 スホーイ・スーパージェット100
Ⅵ-6 COMAC ARJ21翔風
【著者略歴】
青木謙知(あおき・よしとも)
1954年12月、北海道札幌市生まれ。1977年3月、立教大学社会学部卒業。同年4月、航空雑誌出版社「航空ジャーナル社」に編集者/記者として入社。1984年1月、月刊『航空ジャーナル』の編集長に就任。1988年6月、月刊『航空ジャーナル』廃刊にともない、フリーの航空・軍事ジャーナリストとなる。著書は、『航空自衛隊F-4マニアックス』『幻の第5世代戦闘機 YF-23マニアックス』(秀和システム)をはじめ、『旅客機年鑑2022-2023』(イカロス出版)など多数。
関連リンク
『幻の国産旅客機 SpaceJetマニアックス』(秀和システム)
雑誌
・「ザ・エアポート」月刊エアライン 23年7月号
・「1週間でできる!ANA vs JAL受験直前大作戦」月刊エアステージ 23年7月号
・「ブルーインパルス2023」Jウイング23年7月号
・「現代戦の要、空中早期警戒管制」航空ファン 23年7月号
・「次期高等ジェット練習機」航空情報 23年7月号
・「南国リゾートへGo!」航空旅行 vol.45
書籍
・「羽田空港アーカイブ 1931-2023」
・チャーリィ古庄『世界エアライン地図帳』
・京極祥江『エアライン制服図鑑1951-2023 日本と世界のエアライン制服ヒストリー』
・鶴岡路人『欧州戦争としてのウクライナ侵攻』
・ルーク・オザワ『ヒコーキ写真の撮り方 ミラーレスカメラ編』
・「世界航空機年鑑 2022~2023年」
・高尾泰朗『ANA 苦闘の1000日』
・大宅邦子『選んだ道が一番いい道』
・金子寛人『JALの現場力』