三菱重工業(7011)傘下でジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」を開発していた三菱航空機は4月25日、社名を「MSJ資産管理株式会社」へ変更したと発表した。
英語表記は「MSJ Asset Management Company」。住所などに変更はないという。また、25日でウェブサイトを閉鎖した。
三菱重工は2月7日にスペースジェットの開発中止を正式発表。スペースジェットを確定発注していた日本航空(JAL/JL、9201)が「導入予定航空機」に関する補償金として80億円を受領すると28日に発表し、4月24日にはローンチカスタマーである全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)が三菱航空機との契約を解除したと発表した。
関連リンク
三菱航空機
スペースジェットの跡目
・ANAが契約解除 どうなるスペースジェット跡目争い(23年4月25日)
ANAが契約解除
・ANA、スペースジェットの契約解除 業績影響なし(23年4月24日)
JALが補償金
・JAL、スペースジェット補償金80億円 通期影響なし(23年3月1日)
当紙スクープ
・【独自】スペースジェット、開発中止決定 次期戦闘機に知見生かす(23年2月6日)
・三菱重工、スペースジェット開発中止を正式発表(23年2月7日)