エアライン, 官公庁, 空港, 解説・コラム — 2023年4月22日 08:32 JST

羽田発着枠、三沢と下地島も配分 政策コンテスト全6路線

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 国土交通省航空局(JCAB)は4月21日、2020年の羽田発着枠政策コンテストで配分した6路線について、暫定配分だった三沢と下地島を含む全路線を2024年の冬ダイヤ最終日である2025年3月29日まで継続すると発表した。

下地島空港でスカイマークのピカチュウジェットBC1に搭乗する遊覧飛行の参加者=23年1月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

三沢空港に到着するJALの羽田発JL155便を出迎える地元関係者ら=22年3月27日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 政策コンテスト枠は、地方自治体と航空会社が共同で地方路線の利用者を増やすアイデアを出し合い、優れた提案に配分するもの。現在の配分は2020年5月14日に決定したもので、発着枠数を従来の3枠から5枠に拡大した。全国7空港から応募があり、鳥取と石見、山形、大館能代の上位4空港の配分が決定。得票数が3票差と僅差だった5位の三沢と6位の下地島の2空港は暫定配分とし、トライアル運航を認めた。

 鳥取と石見、大館能代の3路線は全日本空輸(ANA/NH)が、山形と三沢は日本航空(JAL/JL、9201)が運航。羽田発着は初就航となった下地島線は、スカイマーク(SKY/BC、9204)が開設した。1日当たりの計画便数は、鳥取が5往復、三沢が4往復、大館能代が3往復、石見と山形が2往復ずつ、下地島が1往復となっている。

 有識者による「羽田発着枠政策コンテストの評価等に関する懇談会」で、いずれの路線も取り組みに「一定の効果があると認められた」ため、全6路線の配分継続を決めた。

20年5月の提案評価結果(順位・空港名・航空会社名・総得点・配分後の便数の順)
1位 鳥取空港 ANA 1225点 5往復/日
2位 石見空港 ANA 1192点 2往復/日
3位 山形空港 JAL 1163点 2往復/日
4位 大館能代空港 ANA 1033点 3往復/日
5位 三沢空港 JAL 997点 4往復/日
6位 下地島空港 SKY 994点 1往復/日
7位 佐賀空港 ANA 918点 5往復/日(現状維持)
・コンテスト枠は5枠(5往復)
・1-4位に1枠(1日1往復)ずつ配分
・5-6位は1年間のトライアル期間を経ていずれかに1枠配分
・7位は落選で配分なし

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国土交通省

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