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世界最大規模の国際航空宇宙見本市「第54回パリ航空ショー」が、4年ぶりにパリのル・ブルジェ空港で6月19日から25日まで開かれます。
コロナ後初のパリ航空ショーとなる今回は、日本で「空飛ぶクルマ」と呼ばれるeVTOL（電動垂直離着陸機）の関連企業などに焦点を当てたイベント「パリ・エアモビリティ (Paris Air Mobility）」を会場内で初開催します。
開催場所は、パリ航空ショーが開かれるル・ブルジェ見本市会場内「ホール5」を予定。eVTOLメーカーやスタートアップ企業が製品・サービスを紹介する展示エリアが設けられ、次世代エアモビリティ（AAM）市場のカンファレンスが開かれます。
パリ航空ショーの会期中、パリ・エアモビリティは6月20日から22日までの3日間開催。出展を予定しているeVTOL関連企業は、ARCHER（米）、ASCENDANCE FLIGHT TECHNOLOGIES（仏）、EHANG（中国）、EVE AIR MOBILITY（ブラジル）、LILIUM（独）、VOLOCOPTER（独）で、パリ航空ショーにはAUTOFLIGHT USA INC.（米）、WISK（米）が出展予定です。
110年を超える歴史を持つパリ航空ショー。1909年に初めて開かれ、現在は奇数年の6月に開催されていますが、2年前の2021年は新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響で中止となり、今回は4年ぶりとなります。
業界関係者（TRADE VISITOR）の入場料は、オンライン購入では1日券が55ユーロ（約7700円）、2日券が108ユーロ、7日券が200ユーロ。当日会場で購入すると1日券は65ユーロです。また、様々な特典が付く「エリート・プロ（Elite Pro）」は1日券が108ユーロ、4日券が323ユーロで数量限定。日本ではフランス見本市協会が窓口になっています。
前回2019年開催の第53回パリ航空ショーは、49カ国から2453社が出展。商業来場者13万9840人と一般来場者17万6630人の計31万6470人が来場しました。6月のル・ブルジェでは、eVTOLやスタートアップのプロダクトなど、コロナからリスタートした航空宇宙産業の姿を見ることができるでしょう。