エアライン — 2023年3月31日 13:05 JST

JAL、タイムセール再開 仮想待合室で障害回避

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 日本航空(JAL/JL、9201)は3月31日深夜から、国内線全路線を片道6600円で販売するタイムセール「JALスマイルキャンペーン」を再開した。対象の搭乗期間をゴールデンウイーク直前の4月22日から28日に限定し、アクセスが集中した際に「仮想待合室」を設けるなどの対策を講じたことで、今回はシステム障害の発生を回避した。

タイムセールによるアクセス集中時に「仮想待合室」を設けたJAL=23年3月31日午前1時55分 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 セール期間は31日午前0時から4月1日午後11時59分までの2日間。6600円で販売するのは普通席のみで、ファーストクラスとクラスJは対象外とし、5-6月分のセールは決定後に発表する。

 仮想待合室と名づけたウェブサイトでは、開始30分前から開始時刻までは仮想待合室の準備画面を表示し、アクセスした人を抽選順でセールを実施するJALのサイトへ誘導した。午前0時のセール開始後は先着順としている。待ち時間の目安は最大で「1時間以上」と表示。31日午前1時55分の時点では、この表示が出ていたが、午前2時25分には40分に短縮された。混雑解消後は、仮想待合室は表示されない。また、タイムセール以外の利用者を誘導する導線も設けた。

 前回はJALが9日午前0時にセールを開始したところ、直後からウェブサイトの接続障害が発生し、セール利用者以外にも予約などの影響が及んだことから、同日午後3時すぎに同セール中止を発表。23日に赤坂祐二社長が陳謝した際、「4月中に予約いただけるようにリトライしたいという目標を立てている」と、再開する意向を示していた。

 通常のセールでは、これまでの実績で1時間あたり20万人程度のアクセスがあったことから、9日開始のセールでは2倍の40万人を想定してシステムを増強したが、実際には5倍の100万人規模の利用者が殺到した。JALによると、31日に再開したシステムの増強規模などについては、公表していないという。

関連リンク
JALスマイルキャンペーン
仮想待合室について
日本航空

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