全日本空輸(ANA/NH)を中核とするANAグループは3月28日、京都の飛行神社とタイアップした御朱印帳の販売を始めた。廃棄される木屑から作ったMDF合板を表紙と裏表紙に採用したアップサイクル品で、御朱印帳は2022年8月に発売した穴守稲荷神社(東京・大田区)、12月の羽田神社(同)に続く第3弾となる。
飛行神社はANAグループが地域包括協定を締結している京都府の八幡市にあり、空の神様「神饒速日命(にぎはやひのみこと)」がまつられている。御朱印帳には、日本で初めて動力飛行機を製造・運航しようとしたとされる、二宮忠八翁設計の「玉虫型航空器」と、ANAのボーイング787型機を中央に配し、時代と共に進化した航空機の姿を描き、ANA版と飛行神社版で一部デザインが異なる。
ANA版は、通販が「ANA Mall ANAワクワクショップ」、店頭販売がANAの店舗「TOCHI-DOCHI」東京駅八重洲口店、八幡市観光協会売店、羽田空港新整備場地区の機体工場見学ツアー「ANA BLUE HANGAR TOUR」の見学者向け売店の4カ所で扱う。1冊3300円で、通販サイトは送料や手数料が別途かかる。飛行神社版は社務所で頒布し、1冊3500円で御朱印代込み。いずれも初回は2000冊ずつ用意し、増刷を予定している。
京都府は2022年1月24日に日本航空(JAL/JL、9201)と、同年2月4日にANAを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)と、それぞれ包括連携協定を締結している。
関連リンク
ANA御朱印帳(ANAワクワクショップ)
全日本空輸
飛行神社
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