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日本航空（JAL/JL、9201）は、マイレージサービス「JALマイレージバンク（JMB）」に新たな会員特典「ダイヤモンドメタル」を2024年4月から設定する。従来の最上位ステータス「ダイヤモンド」のうち、特に搭乗の多い会員向けの特典で、これまでマイルをためる人たちの中で存在がささやかれていたものだが、既存のダイヤモンドメタルとは基準などが異なるという。
JALの新サービス「ダイヤモンドメタル」の達成基準（同社サイトから）
JALの新サービス「ダイヤモンドメタル」のメタルカード（同社サイトから）
従来からあるダイヤモンドに到達するには、毎年1月から12月までの1年間の搭乗実績を示す「FLY ONポイント」が10万ポイント、または搭乗回数120回に加えてFLY ONポイントが3万5000ポイントの、2つの条件のうちいずれかを満たす必要がある。新設するダイヤモンドメタルは、FLY ONポイントが15万ポイント、または搭乗回数180回に加えてFLY ONポイントが5万ポイントの、いずれかを達成することが条件になる。
対象搭乗期間は今年1月1日から。ダイヤモンドメタルの特典は5つあり、専用予約デスク、国際線航空券の航空券取扱手数料無料、対象路線・対象クラスでの国内線航空券の予約確約、ボーナス3万マイルのプレゼント、メタルカードのプレゼントとなる。
JALはこれまで、ダイヤモンド会員のうち、特に利用が多い人向けにダイヤモンドメタルのサービスを提供してきたが、基準や特典などは非公開だった。同社によると、既存のダイヤモンドメタルと今回明らかにした新ダイヤモンドメタルは基準などが異なり、別のサービスとして用意したという。
明確化された新ダイヤモンドメタルを、JALではダイヤモンド会員のうち、特に利用が多い人向けの特典と位置づけており、ステータスはあくまでもダイヤモンドになるが、JALのマイル会員種別としては事実上の最高峰になると言える。
航空各社では、マイル制度を活用した非航空系収入の拡大を模索しており、JALもマイルがたまるプリペイド型のスマートフォン決済サービス「JAL Pay（JALペイ）」を3月22日から始めるなど、機能強化を進めている。
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