日本航空(JAL、9201)は10月17日、客室乗務員がスカーフをピンク色に揃えて乗務する「ピンクスカーフフライト」を羽田発福岡行きJL309便(ボーイング777-200型機)で行った。乳がん早期発見を目的とした検診受診の啓発キャンペーンの一環で、2005年の開始以来、今年で8回目。乗客377人(うち乳幼児2人)で満席となったJL309便は、台風26号の余波を受けた機材変更や混雑の影響で、定刻より17分遅れの午前9時42分に出発した。
ピンクスカーフフライトでは、乗客の目につきやすい位置にある客室乗務員のスカーフを、JALグループのジェイエア(JAR)が着用しているピンク色のものに統一。空港係員は、ラウンジで受付業務を担当する際に使用するピンク色のスカーフを着用した。
搭乗案内中は、乳がん早期発見のための自己検診方法を説明したリーフレットやピンクリボンのバッジを客室乗務員と空港係員が乗客に配布。乳がん検診への理解や受診の呼びかけた。また、3000マイル(3000円)を1口として、乳がん研究に役立てるチャリティーマイルの申し込みを、11月30日まで受け付ける。
JALグループには客室乗務員や空港係員をはじめ、多くの女性が勤務しているため、社員のアイデアでピンクリボンキャンペーンの活動をスタート。今年からはJARも参加し、伊丹発花巻行きJL2183便で同様のフライトを実施する。
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