LCC(低コスト航空会社)とFSC(フルサービス航空会社)というビジネスモデルの棲み分けは、時代遅れ──。国際コンサルティング会社のアリックスパートナーズは10月15日、都内で発表した業界予測の中で航空会社のビジネスモデルに触れた。
LCCが上級クラスの設置や長距離路線の開設など、これまでFSCが提供してきたサービスを提供。今年2月から、エアアジアX(XAX)が乳幼児を含む12歳以下の乗客は利用できないエリアを設け、静寂性を付加価値するなど、革新的なサービスの導入も相次いでいる。
FSCは、競争力ある最低限の基本価格まで、運賃の要素を分解。LCCのように追加料金を設定することで、値頃感を出す動きが見られる。
アリックスパートナーズの上野正雄バイスプレジデントは、「すでにLCC対FSCという分け方は時代遅れ」と指摘。両者は路線距離やネットワーク、機材、サービスなどの面で、違いが収束していくとの見方を示した。
また、スターアライアンスやワンワールド、スカイチーム
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