三菱航空機と三菱重工業(7011)は10月15日、リージョナルジェット機「MRJ」の最終組立を開始した。着手したのは飛行試験機の初号機で、三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所の小牧南工場で始めた。
これまで同社の飛島工場で組み立ててきた機体構造部位のうち、中部胴体を13日に小牧南へ移送。順次搬入される残りの胴体や主翼などを結合し、電気配線や油圧配管、装備品の取り付けが行われる。
今後は、大江工場で組み立てる垂直尾翼や水平尾翼、米プラット・アンド・ホイットニー社製エンジン「PurePower PW1200G」を機体に取り付ける作業が計画されている。
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