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ソラシドエア（SNJ/6J）が3月2日に就航させた、ポケットモンスター（ポケモン）の特別塗装機「ナッシージェット宮崎」（ボーイング737-800型機、登録記号JA803X）。同社初の全面塗装機で、運航期間は3年間を予定する。
ソラシド初の全面塗装機となる「ナッシージェット宮崎」の翼端外側にデザインしたモンスターボール＝23年3月2日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
宮崎県とポケモン（東京・六本木）が展開する観光誘致策「ナッシーリゾート in 宮崎」の一環として運航する。2日の午前には、ソラシドの本社がある宮崎空港発の初便が出発。宮崎－那覇線や羽田－宮崎線など1日3往復6便を軸に投入し、宮崎への誘客をPRする。
機体のデザインはソラシドのピスタチオグリーンをベースに、県をアピールする「宮崎だいすきポケモン」のポケモンキャラ、ナッシーとアローラナッシーなどを取り入れ、太陽と波で南国・宮崎を表現し、宮崎空港の愛称となっているブーゲンビリアも描いた。
機体側部に加え、翼端にあるウイングレットにもデザインを施した。外側にはモンスターボールをあしらったほか、内側にはナッシーとアローラナッシーをデザインし、機内の窓から見えるようにした。また、下部にも窓からのぞき込むポケモンの姿などを描いた。
機内では特別デザインのヘッドレストカバーを用意するほか、紙コップにもポケモンをデザイン。テーブル全席のドリンクホルダー部分にモンスターボールをデザインし、1列目のみ立体感のあるものに仕上げた。
また折りたたんだテーブルには、各座席位置を示すAからFまでのシールを貼付。シールにはアローラナッシーやナッシーなどをデザインした。頭上の座席案内表示はナッシーにちなみ7番と4番のみ特別デザインのものを導入。ラバトリー（化粧室）の鏡には手を洗うアローラライチュウを見守るナッシーのステッカーを貼付した。客室乗務員はナッシーらをあしらったエプロンを着用する。
また羽田と宮崎、那覇の各空港の搭乗口改札機は、ナッシージェットでの運航便のみナッシー仕様のデザインを取り入れるなど、ナッシーと連携し空と地上から宮崎をアピールする。
本写真特集では、ナッシージェットの外観や機内を中心に取り上げる。
＊写真は26枚。
羽田空港で出発を待つソラシド初の全面塗装機となる「ナッシージェット宮崎」＝23年3月2日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
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