ZIPAIR(ジップエア、TZP/ZG)は2月21日、成田-ホノルル線の定期便に代替航空燃料「SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)」を4月から通年で使用すると発表した。同社によるとSAFを定期便で通年使用するのは世界初だという
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ZIPAIRは日本航空(JAL/JL、9201)が100%出資する中長距離LCC(低コスト航空会社)。SAFフィンランドのネステからJALグループが調達し、ZIPAIRが運航する成田-ホノルル線の年間燃料料搭載量の約1%相当を置き換える。CO2(二酸化炭素)排出量は年間4万トンの削減になるという。
ZIPAIRの西田真吾社長は「最初にホノルル線でSAFを使用するのは理由がある。ハワイ州はレスポンシブル・ツーリズム(責任ある観光)のスローガンとして『マラマハワイ』を提唱しており、ハワイの環境を守る活動を支援していきたい」と語った。
西田社長は今後の目標として「2025年度には、全路線をカーボンニュートラル化したいという意思を持っている」と述べ、さらなるSAF導入を検討していくという。
3月26日開始の夏ダイヤでは、成田-ホノルル線を週3往復運航。繁忙期には増便も検討している。機材はボーイング787-8型機(2クラス290席)が4機で、2023年度には7機体制になる。
夏ダイヤの運航スケジュール
ZG2 成田(19:15)ホノルル(07:30)運航日:火木土
ZG1 ホノルル(09:30)成田(翌日13:10)運航日:火木土
*6/1以降はホノルル7:50着、9:50発
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