EIZO(6737)は2月16日、28.1型の航空管制室用メインモニター「Raptor SQ2826」を4月3日に発売すると発表した。価格はオープンで受注生産。
前機種と比べてモニター部を約35%軽量化し、管制室用メインモニターとして最も軽い 9.5キロを実現。100×100mmのVESAマウントに新たに対応した。本体の軽量化とあわせ、アーム取り付けや壁掛け設置が容易になったという。
パネルはIPSのアンチグレアで、直下型LEDバックライトを採用したことにより画面の明るさが均一になった。表示色は約10.7億色で、応答速度は20ms、入力端子はDisplayPortとDVIが2つずつ、出力はDVIとなる。
前機種では36.1ミリあった左右・上部のベゼル幅を半分以下の15.5ミリとスリム化したことにより、マルチモニターで使う際にスムーズな視線移動が可能になり、管制官の業務負担軽減が期待できるとしている。
円を描くレーダー表示には正方形画面が最適で、2K×2K(2048×2048)解像度がスタンダードになっているという。EIZOは、28.1型の2K×2Kモニターを同市場向けに約15年間供給しており、今回のSQ2826が最新モデルで、2019年3月から販売している航空管制室用モニター「Raptor SQ2825」の後継機となる。
SQ2826の航空管制業務専用機能は、モニターへの映像入力信号が途絶えた際、通知を表示するとともに画面表示を消さずに最後の画面を表示し続ける「ラストフレーム表示機能」や、画面表示を他のモニターに複製表示する「画像キャプチャ機能」、複数PCの画面間を1つのキーボードとマウスでスムーズに移動できるスイッチ機能「SwitchLink」などを新たに搭載した。
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