日本航空(JAL/JL、9201)は、環境に配慮したサービス利用や商品購入でマイルを獲得できるサービス「グリーンライフマイル」を2月下旬から開始する。環境省の「食とくらしの『グリーンライフ・ポイント』推進事業」の実施団体にJALが採択されたことによるもので、航空会社として初めての採択だという。
航空機が排出するCO2(二酸化炭素)をオフセット(相殺)できる「JALカーボンオフセット」へ申し込むか、JALマイレージバンク(JMB)のマイルと商品を交換できる「とっておきの逸品」で、環境に配慮した商品を購入した人を対象に、「グリーンライフマイル」を付与する。「グリーンライフマイル」は、特典航空券やポイントへの交換など通常のJMBマイルと同様に利用できる。
利用方法は、2月下旬から3月31日までの期間中に専用ウェブサイトからエントリー後、「JALカーボンオフセット」を申し込むか、「とっておきの逸品」で「リサイクル素材(再生ポリエステルまたは再生バイオプラスチック)を使用している商品」に交換した人全員に、100万マイルを山分けするキャンペーンを実施する。4月以降には第2弾も予定している。
JALは2009年からカーボンオフセットに取り組んでおり、日常生活や経済活動で排出されるCO2などの温室効果ガスを、自らの排出量を認識して削減努力を進めた後、削減が難しい排出量に見合う分をCO2削減・吸収プロジェクトなどに投資して埋め合わせる。昨年2月にリニューアルし、ノルウェーの気候変動テクノロジー企業「CHOOOSE」と提携した。
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