サイエンスアーツ(4412)は2月1日、キャセイパシフィック航空(CPA/CX)が多機能IP無線アプリ「Buddycom(バディコム)」を導入したと発表した。成田空港の旅客、整備、貨物部門が導入し、既存の無線機を置き換えた。
同社によると、キャセイは成田で無線機を使用していたが、2022年7月からNTTドコモ(9437)が提供するスマートフォンにインストールしたBuddycomを無線機の代替として検証。従来はバッテリーを1日に2度充電する必要があるなどの課題があったという。10月から本格導入し、スタッフ間の通話のほか、旅客と整備、貨物の各部門の現場で運航状況などの情報共有をリアルタイムで行えるようになった。
サイエンスアーツが開発したBuddycomは、スマートフォンやタブレットにインストールして使用。トランシーバーや無線機を持ち歩かなくても、通話や情報共有ができるようになった。
キャセイは今後、中部空港でもBuddycomを導入するという。
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Buddycom(サイエンスアーツ)
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