防衛省は1月27日、在日米軍と陸上自衛隊が2月から大分県の日出生台演習場などで共同訓練を実施すると発表した。沖縄県の普天間基地に米軍が展開している垂直離着陸輸送機MV-22「オスプレイ」などの訓練を県外へ移転する一環で、2月16日から3月12日まで実施する。
参加部隊は、陸自が水陸機動団、第1空挺団、第1ヘリコプター団など、米軍が第31海兵機動展開隊など。陸自からはV-22が3機程度、CH-47が2機程度、米軍からはMV-22が8機程度、CH-53が4機程度、AH-1が4機程度、UH-1が3機程度で空中機動などの訓練を実施する。
訓練は日出生台演習場のほか、高遊原分屯地と徳之島でも実施する。また、岩国基地もMV-22の整備などで使用する見通し。
今回の訓練移転は、2016年9月1日付の日米合同委員会合意に基づくもので18回目となり、内訳は国内17回とグアムなど1回。今回は2022年度第3海兵機動展開部隊との共同訓練「アイアン・フィスト23」に組み込んで実施する。
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