日本航空(JAL、9201)は10月7日、エアバスA350 XWBを導入する方針を固めた。同日午後3時から都内で会見する。(会見の記事はこちら)
会見にはJALの植木義晴社長とエアバスのファブリス・ブレジエ社長が同席する。
導入が実現すると、A350は旧日本エアシステム(JAS)が合併前に導入し退役済みのA300を除くと、JALとして導入する初のエアバス機となる。
エンジン面でも、JAL初のロールス・ロイス製エンジンを搭載する機体が誕生する見込み。従来JAL機のエンジンはGEやプラット・アンド・ホイットニーと米国製が採用されてきたが、A350のエンジンは英ロールス・ロイス社製トレントXWBが独占供給されるため。
A350 XWBファミリーは3機種で構成。座席数は標準の3クラス仕様でA350-800が270席、A350-900が314席、A350-1000は350席。A350 XWBを導入することで、同サイズの競合機と比べて燃費と二酸化炭素(CO2)排出量を25%削減できるとしている。今年6月、A350-900の初号機が初飛行に成功した。
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