広島空港を運営する広島国際空港(HIAP)は12月19日、国際線の利用客から旅客保安サービス料(PSSC)を徴収すると発表した。国際線を再開する2023年1月4日から導入する。
1人あたりの金額は税込み210円で、大人と子供同額。利用者が航空券を購入時に、運賃に含めて徴収する。1月4日搭乗分から対象となるが、同日以降に発券された航空券が対象になる。
PSSCは保安施設の整備・維持管理と保安サービスの提供に充てる。HIAPは、航空会社が空港使用時の料金負担軽減につながり、路線拡充を目指すと説明している。
広島空港の国際線は2020年3月23日の運航を最後に全便を運休しているが、来年1月4日から台湾のチャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)が台北(桃園)線を再開。同空港は2021年7月1日に民営化され、民営化後初の国際線となる(関連記事)。
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