スカイマーク(SKY/BC、9204)は12月14日、東京証券取引所グロース市場へ再上場した。初値は1272円で、売出価格の1株1170円を102円(8.7%)上回った。また、2023年3月期通期の業績予想を発表。純損益は90億1300万円の黒字(前期22年3月期は67億2900万円の赤字)を見込む。
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午前の高値は1328円、安値は1241円だった。
通期業績見通しは、売上高にあたる事業収益が848億800万円(前期比79.9%増)、営業損益は31億4100万円の黒字(166億9400万円の赤字)、経常損益は44億4600万円の黒字(150億7900万円の赤字)を見込む。配当は無配となる見通し。
また、前提となる旅客単価は前期比787円増の1万1739円を想定している。
スカイマークは2015年1月28日に経営破綻し、同年2月27日で上場廃止。民事再生手続きは2016年3月28日に終結している。東証には2019年10月25日に再上場を申請したが、コロナ影響で需要が大きく冷え込んだことから一度取り下げ、8月中旬に再び申請し、11月10日に東証から上場が承認された。
上場による資金調達により、機材更新を進める。現行のボーイング737-800型機の後継機として737 MAXを選定し、2025年4-6月期から737-8(737 MAX 8)を6機リース導入するほか、開発中の737-10(737 MAX 10)の発注についてもボーイングと基本合意している。
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スカイマーク
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