エアライン, 機体 — 2022年12月10日 23:58 JST

中国COMAC、C919を中国東方航空へ初納入

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 中国のCOMAC(中国商用飛機有限責任公司)は現地時間12月9日、小型機C919型機の初号機(登録記号B-919A)を、最初の顧客である中国東方航空(CES/MU)へ引き渡した。今後は中国の航空当局CAAC(中国民用航空局)による運航資格の補完や、就航開始に向けた準備を経て商業運航を始める。

中国東方航空へ初納入されたC919(COMACのサイトから)

中国東方航空へ初納入されたC919(COMACのサイトから)

 座席数は2クラス164席で、ビジネスクラス8席、エコノミークラス156席。初号機のB-919Aは9日の納入式典後、上海浦東国際空港から上海虹橋国際空港までMU919便としてフェリーされた。

 航空機の位置情報を提供するウェブサイト「フライトレーダー24(Flightradar24)」によると、MU919便は浦東を9日午前11時39分ごろ離陸し、虹橋には午後0時1分ごろ着陸した。

 C919は、ボーイング737型機やエアバスA320型機の機体サイズに相当する単通路機で、メーカー標準座席数は2クラス158席で最大1クラス192席、航続距離は標準型が4075キロ、航続距離延長型では5555キロ。2015年11月2日にロールアウトし、2017年5月5日に初飛行した。安全性を当局が証明する型式証明は、CAACから今年9月29日に取得した。

 エンジンは、CFMインターナショナル製新型エンジン「LEAP-1C」を搭載。LEAPシリーズは単通路旅客機向け次世代エンジンで、C919向けのLEAP-1Cのほか、エアバスA320neoファミリーで選択できるLEAP-1Aと、ボーイング737 MAXに独占供給するLEAP-1Bの3モデルがある。

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