ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は10月31日未明、羽田発ソウル(仁川)行きの運航を再開した。ソウル発は前日現地時間30日からで、週7往復(1日1往復)のデイリー運航となる。羽田-ソウル線は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で2020年3月2日から運休。約2年7カ月ぶりの再開で、搭乗率は羽田発着ともに95%と好調なすべり出しとなった。
羽田-ソウル線の運航スケジュールは、羽田行きMM808便がソウルを午後10時40分に出発し、翌日午前0時55分着。ソウル行きMM809便は午前1時55分に羽田を出発して、午前4時35分に到着する。機材はエアバスA320ceo(従来型A320、1クラス180席)またはA320neo(1クラス188席)となる。
再開初便は、30日の羽田行きMM808便(A320ceo、登録記号JA826P)が乗客171人(幼児ゼロ)を乗せてソウルを午後10時45分に出発し、31日午前0時50分着。羽田発初便のソウル行きMM809便(同)は午前2時24分に出発し、午前5時3分に到着した。
ピーチのソウル路線は、8月28日に国際線1路線目として再開した関西線に続いて2路線。羽田で31日に取材に応じたピーチの森健明CEO(最高経営責任者)は「ようやく羽田に戻ってきた。ピーチの予約状況は国内線・国際線ともに力強いものを感じるようになってきた。韓国(ソウル路線)は8月に韓国政府によるビザ免除で日本からの、10月の日本政府の入国制限緩和で韓国からのお客さまが非常に増えており、予約が急増していて期待している」と語った。
国内のLCCで、羽田に就航しているのはピーチのみ。1路線目となるソウル線は2016年2月6日に就航し、前年2015年8月8日に開設した台北(桃園)線に続く羽田2路線目となった。ピーチの羽田路線は2016年11月2日に就航し、運休中の上海(浦東)線を含む3路線で、いずれも深夜便。台北線は11月18日から1日1往復で再開する。
羽田-ソウル線の再開で、ピーチの国際線は4路線となった。これまでに関西-ソウル線、9月16日に関西-台北線、22日に成田-台北線を再開している。11月17日に羽田-台北線と那覇-台北線を再開し、12月27日には新路線の関西-バンコク線を開設する。
*森CEOによる今後の見通しはこちら。
*写真は9枚(運航スケジュールは写真下に掲載)。
運航スケジュール
羽田-ソウル
MM808 ソウル(22:40)→羽田(翌日00:55)運航日:10/30から毎日
MM809 羽田(01:55)→ソウル(04:35)運航日:10/31から毎日
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